はじめに
エステ・リラクゼーションサロンと異なるところ
ひと昔のエステティックサロンというイメージは、世界中からお肌に良いとされる施術を体験して学び、日本に輸入して最新の技術が受けられたものでした。
もちろん、今でもそのようにされているサロンもあると思いますが、残念ながらほとんどのサロンは、より簡単にメーカーの材料を使用しただけの安直になった感が否めません。
人の身体をトリートメントする時、人はそれぞれ異なった特徴を持っているので、その特徴をどのような手法でどう分析できるかが非常に重要になります。
つまり、一つの目的を果たすためには、数種類の技術や材料を保有し選択できる何らかの技術的エビデンスが必要になるはずです。
問題は、それにより得たDATAを生かせるか?ということ。
逆に言えば、サロンに求めることとして、目的を果たせなかった人(失客)のDATAをどう活用して、明日の技術に繋げていくか…といった進化が行われているのか?という事だと思うのです。
正直、サロンのほとんどは、学会論文クラスのエビデンスを保有していません。
というか、そういう思考が乏しいためにイメージ先行の営業戦略でお客様を取り囲んでいます。
たとえば「お顔が浮腫んでいるようなので…」みたいに話していき、お客様のお悩みに付け込んでリンパドレナージュの契約などを勧めますが、真っ昼間で数時間も活動した成人の顔が浮腫む事は、あり得ません。
一方で「何が原因で、どうしてどう浮腫んでいるのか?」それを説明する事も医師法で禁止されています。
つまり、仕組みを理解し、最適な自社MENUを開発・展開しているサロンが理想的であり、そういった技術やMENUがあるサロンをお客様自身が探さなくてはいけません。
しかし多くのサロンはそうではありません。
ましてや「青あざ」を「老廃物ですからご心配なく」などと説明しているサロンには絶対に行くべきではありません。あれは毛細血管を切ったことで起きる立派な損害事故です。
同様に小顔矯正もやるべきではありません。
頭蓋骨の組み合わせを変化させれば若干小さくなりますが骨自体が小さくはなりません。顔の幅が小さくなるという事は、そのぶん別のところ(高さまたは前後幅)が大きくなっているということです。
専門的な表現になりますが、頭蓋骨の固有運動を考慮しない一般的なグイグイやるだけの小顔矯正の場合、頭痛や腫れも引き起こしかねません。
アメリカでは国家資格保有者でないと施術してはいけない施術内容です。
コルギの「石膏の顔型によるビフォアフ」にはトリックがあるのをご存知ですか?
石膏は半年も経過すると大きくなるのです。
だから過去の石膏顔型は今の石膏顔型と比較して大きくなるので、ビフォーよりもアフターの顔の方が小さくなったと思ってしまうのです。
良いサロンを探すことは大変難しいことです。
ですが、技術や細かい事はご自身で理解・判断できなくても、せめてサロンがお客様のために一生懸命になって施術をしてくれているようなサロンを探してください。
できれば「良い人」「好き嫌い」ではない部分でも判断をするようにされることをお勧めします。
Ulyseeedでは、お客様が受けている他店のサービスを確認しつつ、そこで足りないものを加えて、さらに大きな結果が出るように調整もさせていただいております。